【お知らせ】年末のご挨拶
全学年保護者様へ
こんばんは。
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「冬がなければ、春をそんなにも気持ちよく感じない。
私たちは時に逆境を味わわなければ、幸福をそれほども喜ばなくなる。」
Charlotte Bronte/シャーロット・ブロンテ1816~1855年[イギリスの女性作家]
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個人別冬期スケジュール案にも記載している2020年度「ウィンタートレーニング(=冬期講習)」のために掲げた言葉です。実は、大学時代に学生講師として勤めてくれた当校卒業生が、「いずれかの年の冬に頑張る後輩達のために…」と選んでくれていたものです。
私自身もこの言葉を胸に響かせ過ごしていた12月21日、元プロ野球選手で13日に球界復帰を断念すると発表した新庄剛志氏とスポーツキャスターの松岡修三氏の熱過ぎる対談がテレビで放送されました。松岡氏の「今、何がほしいですか?」という質問に「逆境ですね。」と爽やかに即答した新庄氏。「常に人生に逆境がほしいです。一生持ち続けたいですね。」と笑顔で語りました。大のスポーツ好きである私は、「えぇ、やっぱりそうなんや~。さすがやね!!」(笑)と隣にいた娘(彼女もまた、当校卒業生で、大学時代は学生講師として勤めてくれました。)と共に驚きました。
いよいよ今年最後の開校日となりました。
「まさか」の年となってしまった本年も、お子様を当校に通わせ続けてくださったことを心より感謝申し上げます。
来年も講師一同、ご満足いただけ、良い結果に繋がる指導ができますよう努める所存でございますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
新型コロナウィルスの影響を大きく受けた2020年は正に「逆境」と言わざるを得ない1年でした。そして、どうやらもうしばらくそれは続きそうです。
その中、それぞれのご家庭におかれまして様々な影響を受けておられるであろうにも関わらず、全生徒が当校での学びを続けることができましたことは大きな歓びであり、その背後での保護者様のサポートには頭が下がる想いです。
また、5月の休校期間・短い夏休み・長かった2学期・過密な時間割・楽しみだった学校行事の縮小や中止・部活の制限など、大きな精神的ストレスと身体的負担を抱えながらも、今日まで健気に頑張り抜いた生徒達を、どうぞ褒めてあげてください。
コロナ禍の中にあっても、徐々に自立学習の習慣が身についてきた小学生、果敢に弱点克服に取り組んできた中学生、志望大学を目指し邁進し続けてきた高校生、それぞれに実に素晴らしいです。とりわけ、今年度も本日まで皆勤の生徒が多数居ること、定期テスト・実力(模擬)テストなどで、安定的に学年トップ10に入り通知表評価5(高校生は10)をとれる中高生が複数名出てきたこと、高1の秋にすでに英検の準2級(高2修了レベル)に合格できた生徒が出たことは、とても嬉しく思います。
全ての生徒がこの度の諸々の苦い体験を活かして、激動する社会(殊に、将来に希望を持てない若年層が増えていることに心を痛めております。)の中において、決して「逆境」にめげない逞しさを身につけてほしいと望むばかりです。
一言、保護者様への感謝とお子様への称賛、そして、1年の回顧をお伝えしたいと思い、ついつい長くなってしまい、お邪魔いたしました。
時節柄、ご多忙のこととは存じますが、くれぐれもご自愛の程、お祈り申し上げます。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
WILL STUDY 田中
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